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クロチルド・モレット Clothilde Morette
パリのヨーロッパ写真美術館(MEP)のアーティスティック・ディレクター。展示やイベントの企画・運営、また新進気鋭の才能に焦点を当てたMEPの展示スペース「The Studio」のキュレーションも担当。
近年手がけたMEPでのプロジェクトに、サミュエル・フォッソの大規模な回顧展、リネケ・ダイクストラ「I See You」展、ヴィヴィアン・サッセンの回顧展「Phosphor: Art and Fashion」(KYOTOGRAPHIE2024に巡回)などがあり、これらの展示は世界各国に巡回している。現在はMEPで開催する映画、写真、エコロジーに関する大規模なテーマ展を準備中。評論家やキュレーターとしてもインディペンデントに活動し、文学的なストーリーと歴史的・現代的なアートとの関係に関心を寄せている。近日中に創刊される雑誌LEONORAの創刊編集者も務めている。 -
チアゴ・ノゲイラ Thyago Nogueira
チアゴ・ノゲイラ(サンパウロ/ブラジル 1976年生)はモレイラ・サレス研究所の写真部長で、ZUM photography magazineの編集長。手がけてきた展示や図録に、クラウディア・アンドゥハル「ヤノマミ」(2018-2022)、ウィリアム・エグルストン「American Color」(2015)「Body Against Body: the battle of images from photography to live streaming」(2017)、マウロ・レスティフ「São Paulo, Beyond Reach」(2014)などがある。他にも『Aperture magazine』のサンパウロ市特集号(2014)の編集や、2014年のブラジルワールドカップのOffsideプロジェクトをMagnumと共同キュレーションを行った。2019年にハッセルブラッド国際写真賞の審査員長も務める。モレイラ・サレス財団にて2022年に開催された、森山大道の大規模個展である「Daido Moriyama: a retrospective」展を手がけた。
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高橋朗 Sayaka Takahashi
1976年千葉県生まれ。早稲田大学第二文学部にて平木収氏に師事。在学中、東川町国際写真フェスティバルにボランティアスタッフとして参加。在学中より、PGIにて写真の保存・展示に関する業務に携わる。2003~2010年まで同フェスティバル現場制作指導/アシスタントディレクターを務める。2010年からPGIのディレクターとして展覧会の企画運営を担当。石元泰博、川田喜久治など戦後日本写真を代表する写真家の展覧会などを手がける。また、若い才能を発掘することにも重きを置いている。
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ルシール・レイボーズ Lucille Reyboz
写真家。1973年フランス・リヨン生まれ。幼少期を過ごしたアフリカで写真を始める。1999年、坂本龍一のオペラ「Life」参加のために来日。ポートレート写真を得意とし、20年以上にわたってブルーノートやヴァーヴといったレーベルのレコードジャケットの撮影を手がけた経歴を持つ。アフリカと日本を拠点に、数々の展覧会で作品を発表。主な個展に「Visa pour l’image」(2001)「Phillips de Pury in New York」(2007)、CHANEL NEXUS HALL (2011)などがある。『Batammaba』(Gallimard)『Belles de Bamako』、平野啓一郎との共著『Impressions du Japon』(共に Editions de la Martinière)などの作品集を出す。照明家の仲西祐介と2013年より「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」、2023年より「Borderless Music Festival KYOTOPHONIE 」を立ち上げ、ディレクションする。
仲西祐介 Yusuke Nakanishi
照明家。1968年福岡県生まれ、京都在住。世界中を旅し、記憶に残されたイメージを光と影で表現している。ミュージックビデオ、映画、舞台、コンサート、ファッションショー、インテリアなど様々なフィールドで照明演出を手がける。アート作品として「eatable lights」「Tamashii」などライティング・オブジェやライティング・インスタレーションを原美術館(東京)、School Gallery(Paris)、「Nuits Blanche」(京都)などで発表する。2013年、写真家ルシール・レイボーズと共に「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」を立ち上げ、ディレクションを行なう。2022年、下鴨神社で行なわれたヴァンクリーフ&アーペルのエキシビジョン「LIGHT OF FLOWERS」のクリエイティブ・ディレクションを手がける。2023年、ルシール・レイボーズと共に「Borderless Music Festival KYOTOPHONIE」を立ち上げる。