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内田聖良
Seira Uchida
バーチャル供養講
《バーチャル供養講》は、炎上や分断が「厄災」を生む現在に「ありえるかもしれない架空の信仰」を体験するインスタレーション。VR空間に建てられたお堂に、様々な人の思い出の品が3Dアイテムに変換され奉納されている。内田は本作の制作にあたり青森の地蔵信仰で目に見えない死者と人々が供物によって関わるインタラクションをリサーチし、現代の見えざる他者―アルゴリズムによって分断された人々を想像させる手法に転換した。思い出の品の3Dオブジェクトへの変換は、大量の写真を3次元に合成する手法「フォトグラメトリ」によって行われる。これらのデータをダウンロード可能な状態にし、別のゲーム等の一部として活用=(転生)させ未来の物語の生成プロセスに介入するなど、現代の写真のあり方や記憶の流通・価値についての模索が行われる。 本シリーズは、展示空間に合わせ物語とVR空間が変化しており、本展でも新版が語られる予定。
ギャラリー16
〒605-0021 京都市東山区三条通白川橋上ル石泉院町394, 3F
Open: 4.16 Tue-4.27 Sut
12:00-18:00
Closed: 4.22
12:00 - 18:00
入場無料