KG+ 2024

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梅谷隆介、小園井和生、齊藤小弥太、萩原昌晃

Ryusuke Umeya, Kazuki Osonoi, Koyata Saito, Yoshiteru Hagiwara

輪郭を纏う

写真は動画とは異なり、どんなに連続でシャッターを押したとしてもコマとコマの間にはタイムラグが存在する。風景から風景、人から人へ。被写体の間を周遊するうちにそのタイムラグは徐々に大きくなり、いつからか「未確認物質」として存在し始めた。未確認物質はコマとコマの間の非知覚領域を抜け出して現実の世界へと働きかける。記憶と風景は淡く繋がりを認め、意識と無意識が累積を繰り返しながら世界を新たに形作っていく。そうして断片だった光景たちは俄に形を帯びて輪郭を伴い始める。 私のカメラにも動画機能はあるが、私は写真ばかりを撮っている。 コマとコマの間、意識の隙間に想いを馳せる。点と点は繋がりを認め輪郭を纏う。

ギャラリー八角

〒604-0881 京都府京都市中京区坂本町 686-2マルタカビル 4階東

Open: 4.13 Sat.–5.12 Sun.
12:00–19:00
Closed: Mon.

12:00 - 19:00

入場無料

キュレーター|Curator:冨永晋|Shin Tominaga

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