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硅砂組
keisagumi
4,400,000,000yrs-10min-1/1000s
地殻変動、噴火、堆積、地震、洪水。 地球最古とされる石が生成されてから4,400,000,000年間、 石は途方もない地球の変動を記録し続けている。 石を探し山野や水辺を歩く硅砂組は、各地の風景とその一部の形状を記録している。 シャッターが開き、閉じるまでの1/1000秒間、カメラのセンサーは光を記録する。 岩に押し付けた熱可塑性樹脂が冷え固まるまでの10分間、樹脂は形を記録する。 そして、光の記録は写真に、形の記録はガラスになる。 硅砂組は持ち帰ることのできない光と形を記録し、石に流れる時の記録を辿る 。 記録とは何かと問い続けながら。 本展は、光の2次元的記録、形の3次元的記録、時の4次元的記録を通じて、現象・物質・時間の関係を考察し、写真とガラスと石の在りようを探求するものである。 ※ 現在 、豪ジャック・ヒルズで発見されたジルコン粒子が、44億年前の地球最古の岩石鉱物とされている。
ギャラリーヘプタゴン
京都市上京区下立売智恵光院西入る中村町523
Open: 4.27 Sat.–5.6 Mon.
12:00–18:00
Closed: 5.2
12:00 - 18:00
入場無料